せかねこ ☆☆☆☆

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映画『世界から猫が消えたなら』を見てきました~。


Yahoo!映画より

るろうに剣心』シリーズなどの佐藤健と『ソラニン』などの宮崎あおいが初共演を果たし、川村元気の小説を原作に描く感動のドラマ。余命宣告された主人公が、悪魔と取引して世の中から一つ何かを消すことで一日の命を得るという不思議な物語を紡いでいく。『ジャッジ!』などの永井聡監督がメガホンを取り、『サケボム』などの濱田岳が共演。佐藤の一人二役による熱演はもとより、斬新な映像で描かれる胸を打つ物語に引き付けられる。

ある日、余命いくばくもないごく平凡な30歳の郵便配達員(佐藤健)の前に、自分と同じ容姿を持つ悪魔(佐藤健)が出現する。その悪魔は、彼の身の回りの大切なものと引き換えに一日の命をくれるというのだ。次々と電話や映画や時計などが消えていく中、彼は初恋の女性(宮崎あおい)と再会し、共に過ごした日々を振り返る。

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まず、言っちゃうと『猫』は物語の重要な要素ではあるが中心ではない(笑)。

言いたいことは分かる。『電話』『映画』『時計』そして『猫』を通しての人と人との繋がり。それが大切だと言いたいのは分かる。
でも、そんなもんは私から言わせりゃ当たり前で普遍的な事。自分が死んでも何も変わらない?そんな訳ないだろと思っちゃう。自分は誰からか生まれて、誰かの子供だからだ。自分にはいないが、誰かの親の人もいる。生きている証とかいらない。だって生きてるわけだから。

まあ、それは置いといて、お父さん、お母さん、親友、恋人。いろんな要素があり、どこかに自分と重なるところがあれば感涙するんだろうけど、私には浅すぎた。どこか一つをもっと深く深く掘って欲しい。
ただ、イグアスの滝のシーンは圧巻でした。

と、色々書いたが、後から結構じわじわくる不思議な映画でした。後から後から色々考えたし。

でもなぁ、ちょっと惜しい。きっと原作小説はもっと深いんだと思う。読みたいが時間はきっとない…

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