『そして父になる』

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映画『そして父になる』を見てきました。



Yahoo!映画解説より

『誰も知らない』などの是枝裕和監督が子どもの取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を通して、愛や絆、家族といったテーマを感動的に描くドラマ。順調で幸せな人生を送ってきたものの、運命的な出来事をきっかけに苦悩し成長する主人公を、大河ドラマ龍馬伝」や『ガリレオ』シリーズの福山雅治が演じる。共演は、尾野真千子真木よう子をはじめ、リリー・フランキー樹木希林夏八木勲ら個性派が集結。予期しない巡り合わせに家族が何を思い、選択するのか注目。

申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良多(福山雅治)。順風満帆な人生を歩んできたが、ある日、6年間大切に育ててきた息子が病院内で他人の子どもと取り違えられていたことが判明する。血縁か、これまで過ごしてきた時間かという葛藤の中で、それぞれの家族が苦悩し……。

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何が幸せなんでしょうね。
都会に住むのが幸せなのか、田舎に住むのが幸せなのか?
お金があれば幸せなのか?高学歴が幸せを呼ぶのか?
分からん(笑)。分からんし、どっちがいいかとか選ぶ必要もないんでしょうね。

都会に住むことが、ステータスだと思う人もいるだろうし、都会なんてまっぴらなんて人もいる。
都会には都会の幸せも不幸もあるし、田舎も同じ。

血の繋がりが大切と言う人もいるし、一緒にいた時間が大切って人もいる。

答えは、それぞれの人の心の中にある、としか言えないけど、そんなに、なにが幸せだとか不幸だとか決めなくてつけなくていい気がする。

いい終わり方だったと思います。どっちが誰の親なんだか、分かんなくなってるし。

血の繋がりも、一緒に過ごした時間も、両方とも大事。選べるもんじゃないです。答えなんてないです。


あと、ちょいちょい重要な背景が描かれてない!
まあ、2時間の映画なんだから仕方ないんですが、ちょっと話が出てくる夫婦の馴れ初めとか、実は自分も似たような体験者だったとか、サラっと流されてる事が多い。そう感じたので、ノベライズを、すぐ買ってしまいまいました(笑)。
深読みしてみたいです。
さらに、ピエール瀧さんが、チョイ役で出てました。なにげに“凶悪”の二人の共演。しかし、リリーさんの振り幅はすごいわ(笑)。
瀧さんの“あまちゃんの梅さん”“たまむすび”と“凶悪の純次くん”との振り幅も凄かったですが、リリーさんも凄い。

いい映画でした。

親の苦悩を描いた映画ではありますが、子供の心を描いた映画でもあります。

☆☆☆☆