映画『リアル~完全なる首長竜の日~』を見てきました。
原作は読んでいないのですが、だいぶ原作と設定が違っているようです。
姉弟の関係が恋人になってますし。
こういう場合、きっと原作ファンは不満があると思います。 むずかしいですね。
私の大好きな小説『永遠のゼロ』も年末公開ですし。期待半分、不安半分。
映画ですが、原作を読んでいないので、普通に楽しめました。
『リアル』。原作にはない題名ですが、意味深ですよね~。観た後で題名を見ると(笑)。
人間、何かしら過去を引きずって生きてるわけですが、忘れちゃいけないけど、それに囚われるのもよくないんだなぁ~と素直に思いました。
ただ、映画の中に、リアルな描写、生活感がないし、主人公二人の掘り下げも少ないので感情移入ができない。リアルな人間くささを感じられない。
首長竜も意味深な存在。赤い旗も意味深。でも、ちょっとぼんやり。
ただ、ラストは素直な終わり方。これでよかったと思います。
原作はこれよりもっと深そう。映像で見れば、うわ~と思う首長竜ですが、これを文章でどう現しているのか?気になるので、やっぱり買ってしまいました。
ハイ、大阪出張のお供が決定です(笑)。
☆☆☆
Yahoo!映画より
2011年に発表し話題となった乾緑郎の「完全なる首長竜の日」を、『アカルイミライ』などの黒沢清監督が映画化した異色作。自殺未遂で昏睡(こんすい)状態になった恋人を救うため、最新医療技術を通じて彼女の意識下に潜入した青年が、現実と仮想が入り乱れる意識の中に潜り続け、やがて衝撃的な真実にたどり着くさまを活写する。主演は、日本を代表する若手実力派の佐藤健と綾瀬はるか。共演には中谷美紀、オダギリジョー、染谷将太など多彩なメンバーが顔をそろえた。
自殺未遂が原因で1年も眠り続ける幼なじみである恋人・淳美(綾瀬はるか)を救い出すため、浩市(佐藤健)は昏睡(こんすい)状態の患者と意思の疎通が可能となる先端医療・センシングを受けることに。センシングを繰り返し淳美の潜在意識に接触していくうちに、浩市は不思議な光景を見始めることになる。現実と仮想の境界が崩壊していく中、浩市は淳美と幼少時代を過ごした島へと足を運ぶ。