映画『ふたりの桃源郷』 ☆☆☆☆☆

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我が店は先週からずっと忙しい。

その理由は同じショッピングセンター内で山口県限定で公開されているドキュメンタリー映画『ふたりの桃源郷』。

これがかなりの盛況。

普段は静かな平日午前中が11時過ぎに一回目の上映が終わるので、午前中から忙しい。桃源郷様様なのだ。

今日は仕事が夕方だけだったので観てきました!!-


☆映画解説・あらすじ
 Yahoo!映画より


戦災で家を失い自ら切り開いた山で暮らす夫婦とその家族を、25年間、2世代にわたって追い続けたテレビ番組を、山口放送開局60周年を記念して再編集した映画版。子供の将来のために山暮らしをやめたものの余生を送るために再び山奥に戻った夫婦の生活と、家族の葛藤や模索を通して、老いや幸せ、家族とは何かを問う。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどの吉岡秀隆がナレーションを担当。山暮らしで支え合い、一喜一憂する老夫婦の姿に心を動かされる。

戦後間もなく、中国山地の山を自分たちで開拓したある夫婦。高度経済成長期に子供の将来のことを案じ、一時期は山を離れたものの、還暦を過ぎて再び山に戻ってきた。離れて暮らす家族には葛藤があったが、夫婦がこの世を去り、残された者たちにある思いが生じる。

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いいものを観せていただいたというのが率直な感想。

何を“幸せ”というのかは人それぞれ。幸せを見出だして、幸せと感じて、感謝していけることの素晴らしさを観せていただきました。

電気も水道もガスもない生活。はたから見たら不便だし、つらそうに見える。だけど、案外と当人はそんな風には全く思ってなかったりする(笑)。
俺もそうだ。一人暮らしする母親の為に、東京から山口にUターンを決めた時に、『大変ですね』と言われたけど、そんな風には一つも思ってなかった(笑)。今の仕事も休みは不定期だし、長時間労働はざら。大変ですねとは言われるが、本人は全く思ってなかったりする。まあ、たまにキツいけどね。(笑)

映画の中でも『身体が動かんで、よいよ、いけんでよ~』と言ってはいるのだが、顔は笑顔。
そして、風呂に入る時のじいちゃんの顔に声。充実しているからこの、ひとっ風呂。

何が幸せと感じるかは、その人次第。辛いと思っていたら辛いだけ。ありがとう、ありがとうと感謝する二人に涙です。

インスタントラーメンに魚肉ソーセージをのせただけの食事を美味しそうに食べる二人。
じいちゃんの好物の松茸を、ひたすらにひたすらに探し続けるばあちゃん。
ばあちゃんの髪の毛を切ってあげるじいちゃん。
ふたりの暮らしを思い、寿司屋をたたんで近くに引っ越してくる娘夫婦。

一つ一つのシーンが印象的でした。


東京では東中野でしか公開しておりませんが、チャンスがありましたら、ぜひ一度観ていただきたいです。

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